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【読書】世に棲む日日 

2009.04.03(Fri) | EDIT

世に棲む日日は、吉田松陰、高杉晋作といった長州藩出身である彼らの視点から幕末の日本を描いた作品です。

といっても、ぼくはまだ1巻を読み終えたばかりで、高杉晋作の姿はこの巻では影すらも出てきません。
彼が登場するのは2巻以降です。

第1巻では、主に松陰が日本全国をめぐる、いわば旅行記のようにその足どりを追いかけて物語は進行していきます。

若くして家督を継ぐことになった松陰は、流されるように学問に興じ、やがて独自の義心にめざめてゆき、それゆえに脱藩という大罪を犯してしまう。
それでいて彼の心はいつも穏やかで、なにごとにも論理的であり、冷静さを欠くことがなくポジティブだ。
そんな彼を「婦人のようなひと」であると言った者がある。
松陰は、それこそが自分の目指す生き方であるといった。

男尊女卑の考えが強かったであろうこの時代に、なんとも奇特ではあるが、ぼく自身も彼のいう「婦人のような生き方」をしたいということにとても共感できる。
そういうふうに生きることができれば、つまらない争いやいさかいは極力避けられるし、平穏でいられる。
激情とは男性的な感情で、それが前に出ればかならず誰かが傷をつくことになるだろう。
かといって「女のような」というと嫉妬深かったり幼いイメージがついてくる。
あくまでも、「婦人のような」というところが肝心なのだ。
そこには、穏やかな芯の強さを感じることができる。

そんな松陰の志士としての活躍に、次巻以降も期待します。
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