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【読書】 胡蝶の夢 司馬遼太郎 【歴史小説】

2011.10.14(Fri) | EDIT

司馬遼太郎の『胡蝶の夢』という本を読んでいます。

幕末、長崎で蘭医ポンペに学び、その後は新選組の専門医としても活躍した松本良順という医者、そして彼の弟子で驚異的な記憶力をもって数ヶ国語を独学で習得した島倉伊之助。
このふたりを中心に、医学というすこし変わった観点から幕末史を読む本になっています。

小説という形態をとってはいますが、台詞などは断片的に記されているだけで、ほとんどの出来事を作者の文章によって書かれているので、やや資料的な読み方になってしまうかもしれません。
しかしながら、医師という立場の人物を主人公に据えることで、幕末の革命が起こる以前の微妙な時世などもうかがい知ることができ、いつの間にか読者である自分も時代の奔流に飲まれていくような不思議な読み心地がします。

物語は、松本良順とその弟子・伊之助それぞれの立場で各章がほぼ交互に描かれます。(ときどき、彼らをとりまく医師たちにスポットがあたることもありますが)

島倉伊之助という人物は、生来、他人から疎まれやすい性質で、かれに悪気はないのだけれども他人に対する配慮や親愛といったものがまったく欠けているという人です。
唯一、師である良順にだけは礼をもって接することができるのですが、良順自身も伊之助が悪人ではないことをじゅうぶんにわかっているので、他の者から好奇な目で見られつつも伊之助を可愛がるという師弟関係。

後年、司馬凌海と名をあらためる伊之助については、調べてみると自閉症やチックのような症状にちかいとありますが、作者はかれをそういった精神疾患のある人間ではなく、あくまでもそういった”個性”のある人物だとして描いていることにとても好感が持てます。

松本良順については、3巻の後半から新選組と接するようになります。
一橋慶喜を診察するために京都へやってきた良順を、とつぜん新選組局長の近藤勇が訪ねます。
攘夷断行をかかげる新選組ですから、オランダ人から医術をまなんだ良順を斬りにやってきた、と近藤勇。
しかし話をするに、おたがい豪胆な性格で意気投合してしまい、ついには良順が新選組おかかえの医師となることに。
ここで、おそらく日本で初だと思われる”健康診断”がおこなわれた、とあります。

ゲームの薄桜鬼をプレイした方ならピンと来ると思いますが、一見してどうでも良いシーンだと思ったアレまでもが史実にもとづいていたというのはチョット感心してしまいました。

と、まあコレが言いたかったがためにこの本を紹介した次第であります。
文庫全4巻のうち、3巻の終盤から新選組が登場、よく知った隊士の名前もたくさん出てきますので、興味のある方はご一読をおすすめします。

   

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